サンタはお待ちしてます(マイ相)

hrakマイ相

そういや俺犬派なのよ

 

 

 

(※相澤が敵個性でハイエナになった話)

 

 

スーパーで買ってきた豚もも肉500グラムをムシャパクと旺盛な食欲で平らげ、獣は満足そうにリビングのカーペットに寝そべっていた。人間の時と変わらない黒いクセッ毛の下で、だるそうな目が眠たげに細む。

(仕草見てると人間の時と変わらねーんだけどなァ…)

消太が敵にハイエナにされ2日目、今日はとうとう首輪を付けてお散歩までしてしまった。いつ個性が解けるのだろうと思いながら、ひざしは毛の流れに沿って背中から腰までを撫でる。消太は体の力を抜き、やがてのっそりと転がって腹を見せた。

「ワオ素直だね~お前…」

誘われるように晒された腹に手を滑らせれば、鼓動の音とあたたかい体温がじわりと伝わってくる。数度撫でてやると、長い口からうすい舌をぺろりと垂らした。

「んーどうした?気持ちいいの?」

尋ねてやれば、目つきのわるい目がひざしを向く。至近距離で光る濡れた鼻。どちらかといえば潔癖なひざしは今までテレビなどで観る飼い主が愛犬とキスをするシーンを信じられない思いで観ていたが、今は唇が自然と寄ってしまう。

「ハハ、犬くせ~…」

軽いキスを終えて胸から腹まで撫でる手を往復させる。手のひらをすべる毛並みは心地よく、撫でられる消太もそれは同じらしかった。無防備に開かれた後ろ足に目が行く。

「外でンな大胆な格好しないでな、マイスイート」

冗談半分に言いながらひざしは下腹部に手を伸ばす。渦巻く灰色の下生えに、小さな睾丸の膨らみと腹の上で横たわる細い陰茎があった。無防備な消太の姿にひざしの中で悪戯心が芽吹く。

「ココどうなってんの?」

興味本位で陰茎に指をかければ、消太がグル…と唸る。晒された喉をよしよしと撫でてなだめながら、ひとさし指と親指で摘んでそっと扱くと、生温かなそれがにわかに硬度を増したのがわかった。ひざしが興味深さに瞳を大きくして指先での薄赤い陰茎の変化を見ていると、キュゥゥゥウンと鼻を鳴らす音。だらりと舌の飛び出した口はハッハと息を早くしていた。

「ん~何?言ってくれないと分かんねーな♡」

赤みを増した尖りの先っぽを摘めば、開いたままの後ろ足がぴくぴくと跳ねる。と、理性を取り戻したのか消太がひざしの手を足蹴にして身を反転させた。カーペットの上で腹ばいの姿勢に戻り、ギロリとひざしを睨み上げる。

「ふふごめんって。可愛いから悪戯したくなっちまった」

消太は不満を表すように、たし、と前足で1回床を叩いたが、あとはふてくされたように顔を落とし大人しくなった。寝るからもう邪魔すんな、と言いたげだ。

「グッボーイ…こんな床じゃなくて風呂入ってフカフカのベッドで一緒に寝よーぜ?」

微笑んで頭を撫でたひざしに消太が顔を上げ、全開のハイエナスマイルを返す。ふぞろいな尖った牙のたくましさ、どれだけ噛んでも大丈夫そうなピンク色の元気な歯茎。人間の消太も風呂嫌いなので予想はついたが、しかし風呂を勧めて喰われたくはない。

「ンもーしょーがねーな…じゃ足洗うだけな?」

散歩行ったからね、と言ってひざしが浴室に足を向ければ、結局ケモノは億劫そうに起き上がり、とことこと付いてきた。

 

 

 

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