ベッドの中でアガをいっぱい呼ぶニス(アガニス)

mgdアガニス

※好きなもの(料理)の話しかしない男、ベッドの中でもそうでは?という妄想

 

 

 

 

「アガレス

低い声が甘やかに響いたのでアガレスは動きを止めた。深い結合、をしたまま。ニスロクの白い体は自分の下にあり、逞しい彼の胸は、フーッ、はぁと、微かに聞こえる呼吸音とともに波打っている。
体を重ねはじめてしばらくして気づいたことだが、ニスロクは思いのほかアガレスの名前を呼んだ。

「アガレス、」

また名前を呼ばれる。先程呼んだのは、秘所の敏感な箇所をアガレスによってゆっくりと突かれ、こね回され、甘ったるい快感に漏れた感嘆。今のは動きを止めたアガレスを不審に思い、続きをねだる意図だ。自分と触れ合う中で覚えた肉体的快楽を素直に欲しがるニスロクに、アガレスの胸が甘く軋む。

アガレスは一度深く息を吐きだして己を落ち着けると、動きを再開した。長い肉茎をぬるりと引き抜くと、温かなニスロクの粘膜が追いすがるようにキュ、と先端を食い締めてくる。無意識の反応だとわかっている、なのに微笑みが漏れてしまう。ニスロクがじれったそうに身じろぎしたのでアガレスが粘膜の渦にずぷぷと雄を沈めると、白い喉が甘やかなため息を漏らす。小さくかすかに膨らんだある箇所肉茎でそれを感じ取るのは難しいが、アガレスはもう覚えてしまった。硬く膨らんだ亀頭で擦り上げるようにそこを刺激すると、分かりやすい反応を返す。眉は、いつもの険しい寄せ方ではなく、頼りなげで快楽に感じ入っている様子で。与えられる刺激をひとつも逃さず味わおうと閉じられた目の、小さく揺れる睫毛がかわいらしく思えた。だがそんな慈愛に満ちた穏やかな気持ちだけではなく、腹のうちから突き上げる欲求に突き動かされ、アガレスは腰を振る。ゆっくりと、だが先端から根本までずっぷりと沈めるように大きく。待ちかねたようにアガレスを包むヒダがヒクヒクと震え、肉棒を従順に飲み込んだ。たまらなかった。
「はぁ、……う、……あ、あ」
低い、低い喘ぎがアガレスの鼓膜に染み込む。彼の声が喉奥に消える寸前の掠れた響きが色めいてたまらず、アガレスはごくりと唾を飲む。潤滑油を塗り込めた結合部が微かにひっきりなしにいやらしい音を立てていた。さっきニスロクの淡色の乳首を舐めながら、彼の中を傷つけないようにと指でたっぷりと塗り込めたのだ。行為を始めるときに使った分が乾いてしまったので、今度は継ぎ足してたっぷりと。腰を引き、恥部がぶつかりあうほどに深々と穿つと、潤滑油が弾みでとぷりと溢れ出す。もう夜の半分を消化するほど長い時間交わっているので、アガレスの陰毛はお互いの体液や潤滑油が混ざりあったものでぐっしょりと濡れ、一部は乾いて精に満ち満ちた睾丸にぺとりと張り付いていた。
「アガレス、くっ!あ、──っぁ、………
肩に置かれたニスロクの手にぐっと力が籠もり、白いずっしりとした下半身が痙攣する。きゅ、と締め付けてくる温かな粘膜に達しそうになり、アガレスは動きを止めて深く息を吐いた。閉じた瞼の裏が興奮でちかちかする。淫蕩の火が消えない。腰は疲労で少し重く怠いが、もっと交わりたい───ぷつりと立ち上がった桜色の乳首を舌先で転がして、ニスロクが肩を震わせる様を眺めたい。律動をやめて唇を吸い、あの長い器用な舌の抱擁を受けたい……いくつもの相反する欲求が無尽蔵に沸き起こる。
「アガレス
閉じていた目が開いて、月をまるごと飲み込んだような琥珀の瞳がアガレスを吸い寄せる。熱の膜をゆらゆらと張った目。焦点がどこか朧なのにじっと静かに見上げられると、アガレスの下腹部がぐらぐらと煮える。いつもの気位の高い鋭さも、あまり感情の見えない硬質さもない、熱っぽく、ただ純粋な感情を燃やした眼差しはアガレスからすべての思考も雑念も奪う。
「あぁ
アガレスは返事をすると、ニスロクの熱い下腹部に自身の腰をひたりと押し付けた。