※ピアノ講師×生徒パロ
携帯ローションで濡れた指を小さな穴に滑り込ませる。つるりと奥まで指を飲み込んだなめらかな粘膜の感触に、ひざしは苦笑する。こんないやらしい行為に及ぶために、自分が来る前にこの少年は体の奥を丁寧に洗っているのだ。青い欲に服をまとい、優しい母と並んで玄関で自分を出迎えて。
ひざしは背徳感に胸が重苦しく、熱くなるのを感じながら、この家に来る時の標準装備となってしまった薄いラテックスを自分のペニスと、それに比べれば可愛らしい桃色の消太の陰茎に被せる。シャツの下、ジーンズだけをめくって、まだ160センチを越えたばかりの少年の腰の高さに合わせて真っ白い尻に雄を当てれば、ふ、と待ち望んだような浅い息。少し前まで何も知らなかったはずの小さな入り口は潜り込んだ亀頭にひくりと引き攣れたが、柔軟にその質量を飲み込んでいく。可憐な少年を傷つけないよう、ゆっくりと挿れてやれば、そのもどかしさがたまらないのか消太が喉を反らせた。
「っ、……は、……あ…………………ン……」
じわ、と性感がとろけるようだった。ひざしはペニスから精嚢に直結する快感に目を細める。目の前のアップライトピアノの上部に両手をかけ、うつむいた消太も小さく悶えている。相性がこれほどよくなければ、こんな不道徳な行為を重ねることはなかったのかもしれない。そんな意味のない仮定を思考の端に遊ばせながら、ひざしは晒された白いうなじに鼻先を埋める。
「…消太、…弾ける?」
弾いて、とは言わずに、トーンの低い声で静かに尋ねる。耳を赤くした消太が躊躇いがちに頷くのを見たいからだ。
「…っン、…ン、ン……く、……ぁ……、」
上擦った、地声よりトーンの高い小さな鳴き声。ローションがペニスと粘膜の間で立てる濡れた音。絶え間のない淫らな音を、たどたどしいポロネーズが覆い隠す。離れた居間にいる消太の母は、まだ練習が足りていないのだと思うかも知れない。何も知らずに。
シャツの裾から手を滑り込ませ花芽のような胸の突起を撫で、指の腹でさすれば消太の背がしなった。
「~~~~~ッ、」
「…手、止まってる」
カモフラージュの音が途切れたのに合わせて抽挿を止めると、消太が息を飲んでふたたび鍵盤に指を滑らせる。ショパンの英雄ポロネーズ。2人がひたひたと耽る罪深い行為に似合わない、勇ましく華やかな主題。そのメロディは最上の盛り上がりを目前に途切れた。しんと静まる室内。
「っ、せんせ、……、」
長くさらりと伸びた前髪の下、限界を訴える消太が小さな黒目でひざしを必死で見上げた。薄い唇は恥辱に引き結ばれ、しかし猫のように大きな両眼は情欲で浸っていた。薄く張った涙の膜がちらちらと光り、ひざしを誘う。欲深い、小さな獣。
「……、おいで」
ひざしは思わず目をそらし、音なく唾を飲んだ。声がわずかに上擦ったのを隠すようにピアノの前の椅子に少し荒っぽく座り、消太の手を引く。
「イく寸前だったろ?エロい顔しちゃって…」
大人の余裕を取り繕って黒髪のかかる頬に手のひらを滑らせれば、自分もだろ、と呟いた消太がジーンズと下着を脱ぎ捨て、ひざしの上にまたがる。は、ふ、と漏れる吐息。エラの張った亀頭をぐぷりと飲み込み、消太の腰が静かに沈む。
「先生じらすから、俺がうごく…」
少し膨れっ面をする消太が可愛く思え、ひざしは苦笑するとOKと答えて片手を鍵盤の上に滑らせた。片手でできる範囲でポロネーズの主題を鳴らしながら、淫らな音にかぶせる。もう片手は、消太の薄い尻に置いていた。ピアノ講師と、成長途上の白い脚をさらしてその性器を咥えこみ腰を振る生徒。今消太の母親が部屋に入ってきたらどうなるだろう、と思いながら、ひざしはドアに目を向ける。
「はァ、…は、……ン……」
まぶたをぎゅっと瞑り、睫を震わせる様が愛おしい。ひざしは鍵盤の上で適当に指を遊ばせながら、悪戯心にその顔に自分の顔を寄せた。
「いつも隠してるけど、耳かわいいよな消太…」
「ふ、つうだろ…ア、っ…!」
うすい耳の端を食まれ、舌先でみぞをスリとなぞられ消太は声を上げる。すくんだ肩が小動物のようで、その仕草に悪戯心にガソリンを注がれてさらに舌を滑らせる。耳裏から小さな耳穴の周りへ。神経の集まるやわらかな溝を堪能すると、ひざしを受け入れるナカがきゅうと収縮し、素直な反応を返した。
「っ…も、耳やめて…、せんせ、」
うらめしげに潤んだ瞳、ばら色に色づいた唇で言い募る消太にひざしの頬がゆるむ。主導権を握っているはずなのに好きにされることが気に入らなかったのか、消太は自分の尻を支えているひざしの片手を邪魔そうに外しにかかった。
「動きづらい…邪魔なんでどけて下さい」
「深く入りすぎちゃうから駄目」
「子供扱いすんな」
消太はそう言うとひざしの手を引き剥がし、一思いに身を身を沈めた。ず、と性器を飲む込む肉の襞。消太の尻が金色の繁りに落ち、肌がひたりと接合する。瞬間、消太の口が、はく、と無為に開いた。
「…う、ぁ…………っ、…………ぅ……」
「ったくもー、だから言ったのに…」
言いながら、ひざしも消太の首もとで熱い息を吐く。剥がされた片手はその背に回し、最奥、結腸までの挿入に体を反らせて固まる少年が後ろに倒れてしまわないように。見れば震える前髪の下で、消太の瞳からジワリと涙が溢れていた。
「せんせ、…腹、…奥……しびれ、る……」
「苦しいだろ?」
消太がなんとも言えない顔で唇をきゅっと引き結んで黙る。
「…気持ちいいの?」
問いかけに視線をさまよわせた消太は、迷いながらも結局ぎこちなく頷いた。赤く頬を染めて。ひざしの目付きが獣じみて細む。
「あー……こんなに奥まで入れられんの好きなの?何でこんなにエッチな子なんだろうね消太は…」
溜息を吐いて、ひざしは消太の腰を両手で掴み、最奥で小刻みにピストンする。ひ、ひ、と呆けたような消太の唇から漏れる鳴き声。顔は紅潮し、首筋までぶわりと色付いていた。
「口抑えて、消太…声出したらお母さん来ちゃうぜ…」
ひざしの囁きに消太が両手を口にぎゅうと押しつける。それを確認すると、ひざしは少し腰を引いた。亀頭が、結腸の門である肉ひだをくぷりと抜ける。内壁が追いすがるようにきゅうきゅうと締め付けてくるのにほくそ笑み、ひざしはまた腰を深くに進めた。肉ひだで窮屈な門を抜ける時のカリへの刺激。抜けた先ではここが限界だと示すように細く狭まる結腸が、亀頭にヂュウと吸い付いた。ひざしが体験したことのない快感に息を漏らすと、眼下では消太の腿も小刻みに震えていた。絶頂の予兆。
「ショータ…お前まだ十五なのに、こんな奥まで突っ込まれて悦んじゃって…、」
――どんな大人になるんだろうな?
自分の所行を棚に上げて意地悪に言いながら、ひざしが結腸から亀頭をぐぽと引き抜く。それからもう一度、押し込む。くぷりと再び最奥が犯された瞬間、消太は全身に痺れが走ったように震えた。
「ッひン♡ ぁ、んッ♡ うーーーーーーーッ」
必死で抑えた口の下で消太が呻く。腿が痙攣し、粘膜がひざしの猛りをヒクヒクと締め付けた。固く閉じられた目から涙が絶え間なくこぼれ、口元の手を濡らしていた。
「泣くほどヨかったの?」
ひざしの問いかけに消太は無言で首を振る。しかし首筋から耳まで染まった肌、ペニスを食む貪欲な吸い付きが代わりに答えていた。
「やらしー体…」
ひざしはたまらなくなり、腹の奥の熱を逃がそうと深く溜息を付くと、消太の腰を抱えたまま最奥で律動を始めた。
「ンンーッ、ん!ひ、はッ♡…ぅー、っ……!」
本来入ってはいけないはずの狭い坑道を割り開かれ、亀頭の先で過敏な粘膜をゴツゴツと穿たれ、消太が手の下で鳴く。体は強すぎる刺激に反り返り、真後ろのアップライトピアノに後頭部がぶつかった。反った腰が鍵盤の連なりに触れ、不協和音を奏でる。ピアノのレッスンにしては不自然な音。ひざしは眉を寄せたが、熱くとける消太の体に抗えず、欲望を打ち付けた。薄いゴムの中に放射される、罪の痕跡。
「大丈夫か?」
消太はしばらくひざしの上でくたりとしていたが、問いかけにようやく顔を起こした。だいじょうぶ、と答えた表情はまだ余韻にぼやりととろけていて、ひざしは苦笑した。まだ部屋から出してやれる状態ではない。けだるさと離れがたさに結合を解かぬままでいると、消太がおもむろにシャツの下の自分の腹を撫でた。
「どうした?腹痛くなった?」
奥を割り開かれた負担はあるだろう。ひざしが気遣うと、消太は小さく首を振ってから、ぼんやりした口調で呟いた。
「先生の、まだ、おくまで入ってる…」
ただそれだけだ…と付け加えながら、消太は腹を撫でる。下腹部を見つめるまぶたはゆっくりと瞬き、表情は満たされた穏やかさで微かに照っていた。
「消太、今度外で会おっか…」
ひざしの言葉に、猫のような瞳を少し光らせて、うん、と頷きを返してくる。無垢な少年はデートのようなものを想像したのかもしれない。ホテルの密室でその薄い腹の奥を精でいっぱいにしてやりたい、という浅ましい大人の本心にはまだ思い至らないようだ。
ひざしは懺悔をするようにシャツから覗く白い首筋の曲線に額を埋めた。
…深みに、嵌っていく。
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